2010-01-01から1年間の記事一覧

ひと月

このブログをスタートさせて、ほぼひと月たちました。 アクセス数、最近1000を超えました。 たくさんの方に見ていただき嬉しいです。ありがとうございます。 これからも、よろしくお付き合いください。 ということで、先週撮影したカメムシです。 交尾期…

4億年前

昆虫はこの世に出現した。 そして今、地球上の生物の3分の2以上を占めているという。その繁栄を支えてきたのが、フェロモンを操る感覚器官の発達。 「交尾」とひと言で言っても、 そこには、フェロモンを介した緻密で精確な情報のやりとりがあるのだ。

残暑お見舞い申し上げます

この暑さもあと1週間。 と、聞くと、なんだか寂しくも感じます。 人間って、なんて勝手なんでしょう。 昆虫たちは、何も言わず、ただ季節の中にいるだけです。

実は、

昆虫の交尾期は既に終わっています。 さらに、境川は護岸工事が始まり、私のフォトフィールドは立入り禁止。 仕方ありません。これからしばらく、 ストックしていた写真をアップさせていただきます。

垂直問題

重力の問題は、解決しているのだろうか。 天を向いているのがメスで、地を向いているのがオスなのだろうか。 このカタチになったのは、偶然なんだろうか。 下の彼は、頭に血が上らないのだろうか。

忍び愛

【忍ぶ】(自五)(堂々と行動することが出来ない事情があって) 人の目に触れあわないようにする。 ーー恋路、縁の下にーー(隠れる)、人目をーー、世をーー、 夜ごとに忍んで(=こっそりと情人の許に通って)来る。 (三省堂/新明解国語辞典)

キクヒメヒゲナガアブラムシ/2

(下からの続き) では、アップ写真で、問題の出産風景を。

キクヒメヒゲナガアブラムシ/1

昆虫を探していて、目につきやすいのが「てんとう虫」です。 保護色が多い昆虫の中、緑の中で 黒い丸が二つ重なっている(交尾している)のが、目立つ理由です。 そのてんとう虫を追っていると、 キクヒメヒゲナガアブラムシの出産風景に出会いました。 昆虫…

どいつもこいつも

朝から晩まで、雨の日も晴れの日も、あっちでこっちで。 と、自分のことは棚に上げ、 ブツブツ言いながら、彼らにカメラを向けている私でした。

威嚇

両足をあげているのは、 敵、つまり私に対する威嚇です もう少し近づくと、メスも両手をあげます。 集中してるようで、結構、辺りを見てるんですね。

100年前の風景であり、

100年先の風景でもあるんですね。 葉の大きさから、虫の大きさが想像できると思いますが、 健気というか、逞しいというか。 元気をつけてくれると同時に、なんだか儚さも感じさせます。

二匹を惹き付けるモノ

それは、匂いなのか、波長なのか、色なのか、テレパシーなのか。 境川の夕暮れ。豆の蔓の上で。 でも、私はなぜ、こんな交尾風景に惹き付けられるのだろう。

本能のままに。

体はくっついていますが、顔は東と西を見ています。 お互いに見ている風景は違っていますが、 子孫を残そうとする意志は同じです。

男と女の間には、

暗くて深い川がある、 なんて歌を思い出してしまいました。 ♪エンヤコラ、今夜も♪ って必死にがんばっています。

彼らは何も言わないけれど。

太陽とともに起き、エサを食べ、あるいは鳥に食べられ、 雨が降ったら濡れ、風が吹けば飛ばされ、相方を見つけ、 交尾をし、夜になったら寝、たぶん夢はみない。(写真をクリックしていただくと、カメラ情報がわかります。)

迷惑者

昆虫にとって、写真を撮る私は迷惑者に違いありません。ある日、交尾する昆虫が、私の目の前で葉から転げ落ちていきました。 それは、故意の行動、意志を持った計画的な行為でした。 なぜなら、 数秒後、その昆虫は、豊富とは言えない私の後頭部にぶち当たっ…

木陰で

たまに、触覚が激しく動きます。 ジーンという夏の音が聞こえてきます。

夏の暑さにも負けず

カンナの花の上で、一生懸命に。 昆虫は、暑さを感じないのでしょうか。

レンゲの花の上で

春の境川で。 自然はいつも、厳粛であり緻密であり、あっけらかんとしています。

日々を美しくしてくれるもの

初めまして、私は虎ノ門とらじ。素人昆虫写真家です。 家の近くを流れる境川に生きる昆虫を追っています。 このブログのファースト写真は、甲虫の交尾。 千年も万年も繰り返されてきたこんな光景が、 きっと、日々を美しくしているのだと思います。 写真を見…