ジョロウグモ

ビルの屋上に小さい庭と
シラカシ シャラノキ ソヨゴ アズキナシ
が20本ほど植えられている
そこに女郎蜘蛛のオスとメスが
生活していた
メスは大きく赤、黄色、黒色で
大きなお腹に派手な模様を作っていた
オスは小さくて目立たなく地味
ほとんど記憶に残らなかった






メスが派手で、オスが地味
昆虫の世界でも良くあるようだが
逆もあるようだ
メスは巣の真ん中で脚を
大きく広げて獲物を待ち
オスは巣のはじにいて
じっとメスの行動を見守っている
オスは交尾をするために
様子をうかがっているという
そのタイミングが悪かったり
メスの気に障るようなときに
その行為に走ると
パクット食われる事もあるという
カマキリも同じような話を聞いた事がある
でもそんなことは 信じたくない





ある日その巣に 下半身のない
オスがぶら下がっていた
もしかしたら と思った
でも現場を見たわけではないので
何とも言えない 
人は食われることはないが
心が傷ついて 立直れない
日があった事を思い出した