光線の具合いで、色を自由に変える。タマムシの翅と同じだ。光沢のある深い緑は、樹木を覆う葉から。
輝く金色は、甘い樹液から、深い黒は、樹木の持つ記憶からもらったのだろうか。【玉虫色】とは、見
方によって色々解釈できるあいまいな表現の例えだが、この色を見ている限りマイナスのイメージは全
くない。自然の持つ神秘というか、触れてみたいがちょっと逡巡してしまう魔力を持っている。