平等

それは、昆虫たちと向き合っていて感じることのひとつです。太陽の光も、星の光も、青い空も、群青
色の空も、冷たい風や雨も、温かな雪も、そのすべてが、誰にも平等にふりかかってくるんだなぁ、と。
もっと言えば、生きていくことも、歳をとっていくことも、死んでいくことも、昆虫であれ木々であれ
人間であれ全て平等に経験せざるを得ないんですね。





たぶん大切なのは、そのプロセスで、そこに生まれるであろうほんの小さなドラマ(例え悲劇でも喜劇
でも)が、私たちが生きる瞬間瞬間を美しいものにしているのかもしれません。傷ひとつない美しい青
空と、地球の半分の形をしたテントウ虫を眺めていたら、こんなことを考えてしまいました。